ことしは横浜市電保存館が開館50周年イヤーだそうで、館内の模型ジオラマも一新されたというので、昨日(8/25)さらっと見てまいりました。
・・・その前に、この別館「しでんほーる」で開催されていた50周年記念講座を拝聴
※本館は右奥の建物の1階です、念のため
横浜市電車掌→運転手→市営地下鉄運転士→運輸司令長を歴任された相原政行氏(画像右)による特別講座がこの日行われました。
内容をかいつまんであげると、
- 車掌時代は生麦車庫(現在の市営バス車庫)に配属されたが運転手見習からは麦田車庫に異動した
- 当時の制服は詰襟スタイル
- 売上金を着服していないかのチェックのためその日の乗務終了後に車庫の風呂に入浴し、その間に持ち物チェックをされていた
- 冷暖房のない市電なので暑いときは麦田にあったトンネルを通過する際に窓を開けて車内に冷気を入れていた
- 「浜松町まで」というお客さんがいたので、相鉄西横浜駅そばにあった浜松町電停を案内したら東京の浜松町駅に行きたかったことがわかり冷や汗をかいたことがある
- 1500型からは間接制御になり加速がスムーズになったのに、渋滞がひどくなってせっかくの加速性能をあまり生かすことができなかった ・・・etc.
といった経験者ならではの生の声を聴くことができました。しかしながらワタシは子どもを保育園にお迎えに行く時間が迫っていたので泣く泣く中座。地下鉄開業前後の頃の話なども興味があったのですが残念ながら聞くことができませんでした😭
ということでジオラマ見学のため本館に移動
以前のOゲージジオラマの跡に新たに設置されたHOゲージジオラマは今の横浜を再現。
新幹線や相鉄・京急電車が行き交い、
横浜駅周辺、
赤レンガ倉庫やコスモクロックなどのみなとみらいエリアと
市電が同居
そして市営地下鉄も
限られたスペースで各見どころをうまく融合している印象です。
背後にある523号車モックアップはおそらくコントロール室
タイミング悪くショー運転タイムが終わってしまった直後でしたが、それでも見ごたえは充分でした。
館内にあるバスフォトスポットは熱中症対策のため開放されていませんが
その後ろにはバスコレを並べたジオラマも展示
おととし発売された市営交通100周年記念セットのバスに連接バスのベイサイドブルーも見えますね。
メインの保存車両たちもひととおり見てまいりました
あいかわらず花電車状態の電動貨車10号
先ほどの講座で触れられていた間接制御車の1500型(1510号)
1601号と1311号
1104号はかつての納涼電車を模した装飾がされています
1007号
二軸車523号
あいかわらず7両いずれも状態が良くて気持ちが良いですね~
宇都宮ライトレールも開業したことですし、そちらの乗り初めとあわせてこの保存館を訪ねると路面電車の過去と未来が知れて良い勉強なることでしょう。
鉄道コム&にほんブログ村参戦中、グッと来たらクリックくださいm(__)m
0 件のコメント:
コメントを投稿