2024年7月26日金曜日

幻のコンテナ車(?)コキ72‐901【1999】

 JR貨物で今はコキ73形が数両運用投入されている背高海上コンテナ用低床コンテナ車ですが、その前段階にコキ70から72というのも試作された過去があり、そのうちのコキ72が横浜本牧~宇都宮貨物ターミナル間の定期貨物列車に併結されて運用されていることを知り、何度かその姿を写真に収めようとトライしたものでした。
1999年4月、新鶴見に停車中のコキ72‐901
このコキ72は試作ナンバーの901号車1両だけしか製造されなかった形式です。

こちらは東高島付近を走る横浜本牧発便。機関車次位がよく見るとコキ72です。

同年9月、薄暗いなか宇都宮(タ)発便の最後尾に連結されたコキ72
この列車は石油タンク車と併結で山手貨物線を経由し、早朝6時前に新鶴見を発車するため暑い時期でなければ撮影が難しい列車でした。

こちらは同年10月、編成中間に連結されているコキ72
この通り海上コンテナ列車であっても積載率が低く、また当時は40ft海上コンテナの輸送も本格化していなかったため20ftコンテナを1つ程度だったのでいまいち本領を発揮していない印象でした。

その後背の高い40ft×9ft6コンテナについても幹線系統であれば小径車輪の低床コンテナ車でなくても輸送できることになり、コキ72についてはひとまずコキ200形に役目を譲ったのでした。

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2024年7月23日火曜日

ちょっとがんばったN700S西九州新幹線【N】

 先日アップしたかもめエクスプレスとあわせてJAMコンベンションで披露する用の西九州新幹線“かもめ”があがりました。

ベースはもちろん現在唯一発売されているトミックスのN700S 8000番台。大した加工ではないですがクリア吹きとウェザリング、室内灯組み込みを行いました。
1号車=721‐8004
実車をまだ見ていないのでナンバーには特にこだわりがなく、付属インレタから適当に選択しました。

2号車=727‐8004

3号車=725-8004

4号車=725-8104

5号車=727‐8104
動力車です

6号車=722-8104

車体をまずバラし、スプレータイプの半光沢クリアを一度吹いてから仕上げにガイアノーツの007クリアーをエアブラシで吹きました。ふだんならどちらもスプレータイプで済ませるのですが、高温多湿の今の季節にクリアスプレーを吹いたところで乾きが早すぎて光沢が出ないため仕上げだけはエアブラシでたっぷり吹く方法にしてみました。

ちなみに先頭車を下回りから外すとき、先端近くに見えるビスで結構きつく止められている(構造上ビスを緩めてから分解はできない)ので慎重に力を入れて車体を前頭部側に抜くように分解する必要があります。

その後タミヤエナメルカラーをエアブラシで吹いてウェザリング。

前面・側面と屋根との汚れの違いを出すため全体を一度汚してから薄め液を浸した綿棒でふき取るいつものやり方です。↑写真はふき取り前(右)とふき取り後。

工程の都合で台車は車体と別にウェザリング。動力台車はギアをマスキングしてから塗料を吹き付け、後で車輪のみレールクリーナーを浸した綿棒でふき取りました。


元通り組み立てた後、フィギュアをのせるためまず座席のひじ掛けモールドをデザインナイフでそぎ落とし
YFS製の「新幹線の乗客」を一体ずつ接着。財布の都合で今回も乗車率が低めです😅

そのあと室内灯を装着。はじめトミックス純正品の室内灯を試したら集電スプリングの後ろ側などのプリズムが短くて光が届かない箇所が結構目立ったため、今回はマイクロエースのG0009薄型室内灯電球色を使いました。
通常の室内灯より厚みがないため台座との間に折り取った部分をスペーサー代わりに挟んで室内に垂れ下がるのを防いでます。

点灯状態↑
一部の窓の内側にロールカーテン表現として薄茶色のカラーマスキングテープをガラスパーツの裏側から貼ってあります。点灯しないとわかりませんが一応乗客がいること確認できます。

側面の行先表示はジオマトリックスの会員限定セミオーダー品から[かもめ81号 長崎]を選択して発注したものを切り出して貼ってあります。深い理由はなくただ各停タイプの青い表示の方が車体に映えそうに思ったからです。
このひらがなで“かもめ”と大書きされているところがインバウンド受けしそうでJAM向きかなぁと思ったのもこの車種を選んだ理由です。かの国の人たちはローマ字ではなく漢字やひらがなが並んでいる方が喜びますからね。

ということで現代の「かもめ」と約30年前の「かもめ」が揃いました。
二つ並べて「かもめ×かもめ」と銘打ってJAMで展示してみたいものです。

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2024年7月20日土曜日

江ノ電・タンコロフェアー【2002】

 
↑平和なイベントの光景

ウチの子が2歳になりました。家の中で歩き出した頃からワタシの模型を破壊されないように、部屋の手前にあるこれまでに撮りためた写真アルバムをある程度触っても許す事にしていたのですが、どういう訳か十和田観光やら新1号編成、それに江ノ電タンコロの写真なんぞを集中攻撃されます😭
↑「えのでん」といいながらアルバムをいじくり回すうちの子

そういえばこの江ノ電の写真はまだブログにアップしていなかったと思い出したので、今回はそれを披露します。
2002年(平14)9月15日、江ノ電開業100周年記念イヤーということもあって極楽寺車庫の開放イベント「タンコロフェア」が開催されるという情報を入手。いままでまともにタンコロを見てなかったな…と思って行ってみることにしたのでした。
お目当てのタンコロこと108号車は車庫の前に引き出されていました

Zパンタこそ上がっていませんが現役時代さながらのきれいな姿

外観を一通り見まわして、、、

開放されている車内に入ると、多くの来場者が座席に腰かけて古めかしさに感心しています

内装の素晴らしい木工

運転台も自由に見ることができました

この時は旧500形の502Fも展示されました

江ノ電開業100周年を祝って、どことなくプラレールっぽいほのぼのしたイラストのラッピングが施されています

車内は普段の営業列車に比べれば全然ガラガラ。なので心置きなくスナップできました

ドア越しに見るタンコロ

連接部の車外と車内

行き交う営業列車の乗客もこちらを見ています

建屋の中では300形が検査中
女性の服装が・・・ちょっぴり時代を感じます(汗)

屋外で展示されていた1000形の模型
新車導入時にこういう精工な模型をメーカが作って鉄道会社に贈呈することもあるようです

それとお菓子でできてるという300形
扇屋というと元玉電の600形の前面がある江ノ電モナカで有名な和菓子屋さんですね

満足したら会場を出て稲村ケ崎側に歩いて列車を撮影しました
2053
先ほど会場内で見かけた2002Fともども登場時塗装ですね

304Fは“チョコ電”塗装でした
話を元に戻して、息子はアルバムを持ち出して写真を引き抜いてばら撒くまではしても、引きちぎるような修復不能な状態にまではイタズラしないのがせめてもの救いです。
しかし本人はまだ2歳なのにこんな渋いチョイス(ちなみに江ノ電は子供向けDVDで見ただけでまだ乗った事がありません)…重度の鉄オタになってしまうのを覚悟しときます😰

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