2021年8月30日月曜日

「おいらせ」「おが」…お盆の夜行ラッシュ【1992】

 あと2日で8月が終わります。夏休みといえばワタシの若い頃(←ジジ臭い言い方ですがご容赦ください)は夜行列車の走行撮影に行ったものです。

今回ご覧に入れる1992年8月16日の東十条の記録はワタシが中学生の時、最寄りの路線の始発に乗っても間に合わないので自転車で始発の早いJR某駅まで自転車を漕いで行き、京浜東北線に乗り換えて…と苦労して次々に現れる夜行列車を見に行った思い出の写真です。
注:再掲写真も複数含まれています
この14系座席車は撮影記録によると急行「おいらせ」
けん引するEF65 1028は検査上がりの様でピカピカ、そしてなぜかJRマークがありません

20系急行「おが」20系客車 その弐でアップ済み写真の再掲
この20系が一番の目標だったのですが、なんと激レアなEF58 89の牽引で現れました!

EF64 1032牽引の特急「出羽」
これは定期列車

団臨運用で上京してきた上沼垂区のカーペット気動車新潟のカーペット気動車からの再掲
このかいわいでも時にはジョイフルDCが上ってくることがありました。

EF64 1029牽引「北陸」

ホリデー快速日光号の送り込み回送(115系小山車)
盛んに運転されていたホリデー快速シリーズも目を引く存在でした。

以下は定期列車
EF65 1026牽引「あけぼの」

583系「はくつる」

EF62 41牽引「能登」
横軽間がまだ廃止になる前なのでEF62もまだ現役でした。
パック+20系という当時としても最上位のネタ列車が走ったにもかかわらず、ご覧の通り光線状態が最悪のためか撮影者はちらほらとしかいなかったように記憶しています。

撮影記録は以上なのですが、ここで一点だけ補足。
最初にあげた「おいらせ」は当時の繁忙期に上野~盛岡間で夜行運転された“多客臨”なのですが、使用客車は少数派の盛岡客車区所属の14系に同区のオハ12 801or802(確かカーペット敷き改造車だったような…)を挟んだ一風変わった組成でした。
↑の画像は東十条で撮影した約半月前の1992年7月30日、団臨運用で上京してきた同区の14系・12系混結車のシナオク回送。
よ~く見ていただければ1両だけ車体断面の違うオハ12が挟まっているのがお分かりいただけると思います。
オハ12を撮影することを何故か失念したのですが、車号は控えてあったのでご参考までに…
後ろからスハフ14 6+オハ14 25+オハ14 23+オハ12 802+オハ14 24+スハフ14 12
※3号車(オハ12)以外ドア帯無し

****
この頃は休みになるとジョイフルトレインやら20系やら165系やらの運用を雑誌で探しては今風にいうと「回収」に回っていたものです。
やっていること自体は今の若い撮り鉄の皆さんと変わらないのであまり批判はできませんね😓

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2021年8月29日日曜日

【N】北鉄モハ3752を金属キットで

 今回は一連のポッポの丘モジュール用展示車両で一番手間がかかった北陸鉄道モハ3752です

ベースはあまぎモデリングイデア製の金属キット。今年春ごろにメーカーさんから直接購入し、いつかポッポの丘の車両を揃える時に作ろう…と思って手元に置いていたものです。
自分の中ではもっと先になるかと思ったのですがね😅
キットは折り曲げ済みエッチングの車体にホワイトメタルの前面を合わせる構成。継ぎ目消しのために低温はんだゴテではんだを盛った状態が↑写真 
・・・腕が悪いのでかなり無様です(汗)
金属ヤスリでガリガリ削って大まかな形を出し、耐水ペーパーで仕上げ
エッチングプライマー→プライマーサーフェイサーを吹いて仕上がりをチェックし、傷や凹みのある部分は再度溶きパテをもってペーパー掛け
やすり掛けで削れてしまった雨どいは0.5×0.25プラ材を貼って作り直し
車体下半分の朱色5号→クリーム4号と白3号を約7:3で混ぜたクリーム→屋根のブラックグレーの順にエアブラシで吹き、サッシのシルバーを筆塗りしてHゴムのブラックを烏口で着色
ベンチレーターは手元に余っていたトミックスの旧客用の物を接着しました。
窓ガラスを入れ、手持ちの鉄コレ用下回りを合わせて完成!


実は先日の鉄道模型コンテストでは前面ガラスを入れていなかったので、終了後改めて前面ガラスを接着しました。
こっちの前面は塩ビ板をなるべくぴったりになる様切り詰めてはめ込んであります。

モジュールに配置したところ

↑こちらは実際の現地
実車はいすみ200形、銚子デハ700と並んで看板代わりの目立つ存在なので欠かすことができない存在と判断し、若干仕上がりが荒いところもありつつも開催に間に合うよう作り上げました。※スペースの都合で若干車両の配置を変えてあります

ということで車両も含めて出来上がった「ポッポの丘2021」モジュール、自宅に放置しておいてももったいないので近々本物のポッポの丘に飾らせていただくことになりました\(^o^)/
どうぞご期待ください。

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2021年8月27日金曜日

【鉄コレ】横浜市交1000形3両 レビュー

 当ブログで頻繁に持ち上げたおかげか(笑)
ついに! 横浜市営地下鉄1000形の鉄コレが発売されました🎉
さっそく引き取ってきたのでレビューいたします。

今回は1972年の現ブルーライン第一期(伊勢佐木長者町~上大岡間)開業当時の非冷房3両仕様
下り方先頭車=1011(Mc1)

逆サイド床下のずらりと並んだ主抵抗器が先頭電動車の証です。

2号車=1012(M2)

3両分欠番があって上り方先頭車=1016(Tc)

斬新な前面デザイン
非冷房時代は乗務員室周りが淡緑色で、冷房化改造後にクリーム系の内装と黒縁の方向幕にイメージチェンジしました。
よく見るとダミーカプラー周りにATC車上子やメガホン(3和音の警笛を発する所)まで再現されています😮

試作品画像では省略されていた屋根肩部のゼブラ模様の回り込みもぬかりなく再現。

内装はこんな感じ↑ 成型色はシートモケットに合わせたようです。
運転台後ろのクロスシートが再現されていますが、これは冷房化後の特徴
・・・ってことは冷房改造後バージョンも視野に入っているのかな?

ひとまず手持ちの“ハマのバテロコ”と記念撮影
一言で言ってよい出来です!
時期を見て走行化したいと思います。

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2021年8月22日日曜日

マイクロエース クモニ83 長岡運転所【N】

北鉄3752の方はまだ手を入れる箇所があるため、同じくポッポの丘モジュール製作に合わせて購入したこちら↓を紹介いたします。
 
マイクロエースから今年2月に発売された「クモニ83 0番台長岡運転所2両セット」
車種的に欲しいと思っていたものの、KATOが製品化しそうで製品化しないのでギリギリまで迷った末にモジュール用に取り寄せました。

まずは製品状態から
普通に湘南色のクモニ83015(動力車)と、

なぜかグリーン塗装の面積が大きいクモニ83008のセット

連結面のアーノルドカプラーはボディマウントで連結すると間隔が長くなってしまうのでいずれ交換します。

これを少しだけ手を入れます
屋根の色が明るすぎる印象でしたのでパーツ類をいったん外したうえでボディをマスキングし、クレオスのRLF66ブラックグレーを吹いたあと、つや消しクリアを吹いて落ち着かせました。

またポッポのクモニ83006はPS13ではなくPS23に交換されているため、似た雰囲気のトミックス製PS16(←KATOのPS23も試してみたものの、屋根をだいぶ彫り込まないと装着できないためやむなく代用)に交換。取付足の幅だけは合ったので2か所を残して残り2か所の足をカットして接着しました。

また透明パーツがはまっている前面幕はライトユニットを一度外してホワイトを色差ししてあります

鉄道模型コンテストではライトを点灯させたかったので動力とトレーラーの下回りを強引に交換して展示レールに載せて通電させてみたのですが、なぜかライトが点灯せず。。。

撤収後に再度分解して確認したところ、ライトユニットの導線の長さが違うことが判明

動力を元に戻して改めて組んだところ問題なく点灯してくれました
ということで動力を差し替えるにはライトユニットごと交換する必要がある事が判りました。相変わらずの動力車の角ばった床下表現は気になるものの、気が向いたら取り換えます。
以上、軽いレビュー&加工記でした。

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2021年8月21日土曜日

鉄道模型コンテスト2021出展・そして終了。

 本日8/21までで完了した鉄道模型コンテスト2021でのT-Trakジオラマコンテスト。
そのワタシのエントリー作品「ポッポの丘2021」について前回(【N】ポッポの丘再現PJ①)の投稿以降、完成までの情報を小出しにしていこうと思っていたものの、ブログを書く時間が無かったのでいきなり完成写真からご覧ください↓

ではあらためてその作成過程を。
プランは規定の複線レールにリレーラー線路を割り込ませた配線で、中央に5本の線路(←手元に余っていた開放ピット線路)と、奥に扇形にジャンク品のトミックス製ファイントラックレール(C243×2とS280)。これに丸ノ内線と京急デハ1052の乗る線路をフレキシブルレールで配置することに決定。
走行線路の向こう側をはじめスチレンボードでかさ上げしようと思っていたものの、使った糊付きボードがものの数日で反り返ってしまって平面が保てない状態に。。。
ご覧の通りバラスト撒きまで進んでいたもののやむを得ず一度はがしてやり直しました
ということでやり直し
道床まわりをダイソーの紙粘土で盛ったあとペーパー掛けで整え、地面はタミヤのテクスチャーペイントの土・ダークアースを筆塗り。踏切板は手持ちのジオコレの物です。
道路もテクスチャーペイントの路面・ダークグレイ。
駐車場と線路周りにモーリンのN用バラストを散布してカトーのバラスト糊をたらして固めます。
線路わきにフォーリッジを細かく裂いたものをひとつひとつ接着
レールをウェザリングして落ち着かせるのですが、ふだんならエアブラシで拭くところなのですが、ちょうどお盆で妻がステイホームしていたためエアブラシを使う訳に行かず(←いつもワタシ一人の時にしか使っていません)、今回はトミックスの「ペイントマーカー レール錆色」をレール側面に塗ってみました。走行用線路のレール以外に汚れが無くてなんだか開業前の敷いたばっかりの線路の様ですが、まぁモジュールとしてはこれもアリでしょう。
ミニネイチャーシリーズの茂みも植え
実際にあるものを参考に廃コンテナや警報機などの小道具や
ポッポの丘にある「カフェ TKG」のイメージで“さんけい みにちゅあーと”のイスと店舗を組み立てて配置しました(実際の店舗とはだいぶ形状が異なります)。
右隅に写る万葉線風路面電車も以前組んだペーパーキットです(スタジオH.O.万葉線キットを作ったら…参照)
手持ち車両を強力タイプの両面テープで固定
Bトレを組み立てた京急電車とフィギュア
※京成リース車の表示になっているのはちょっとしたネタです
国吉駅周辺での催しの際に時々現れるボンネットバスをイメージしてバスコレを配置。
駅名標も写真を元に「ぽっぽのおか」にしてあります
また、ささやかなギミックとしてキハ38と103系の前照灯を点灯させるためホビセンの「9V電池ソケット」を仕込んであります。ボード側面はいつも通り水性ニス仕上げ。

これで開催前日に開催地の新宿住友ビル 三角広場に持ち込み
プレートとエントリーナンバーを貼って設置

エントリー時にいただいたオリジナルコンテナがこれ↑
ゴールド塗装に表と裏で違うロゴが入っています

こういう風に車両がずらっと並んでいるインパクトで勝負すればオーディエンス賞辺りを狙えるんじゃないかと思って作ってみましたがいかがなもんでしょう?

で、かんじんの2日間の開催中には仕事とその疲労(←発熱を伴っていないのでご安心を)で結局出向くことができず、会場レポートをするつもりだったもののようやく会場入りできたのが閉会式も終わりかけた頃…
会場限定アイテムは終売していたのはかえって良かった…かな?

そのわずかな間に撮影した作品をちょっとだけ披露
中学生の部の作品

高校生の部↓
どれも思っていた以上にプランニングがしっかりしている様です。

T-TRAKの部
やっぱり京急の情景は人気ですね

横浜もの2作品

あの方の作品

全体的に立体感のあるものや時間をかけて作ったであろう壮大な作品が目立ちました。
ワタシみたいに短時間でチャチャっと作ったものでは入賞はやはり厳しいか…😥

ワタシはエントリーしなかったミニジオラマの部
これだけ作品が連なると見ごたえあります!

とまぁレベルの高さに圧倒されて会場を後にしたのでした。・・・来年も頑張ろう(@_@)

このモジュールのために作った北鉄電車とかはまたおいおいアップします

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