2019年12月27日金曜日

【電車市場】鉄コレ東急デハ3450考

京急百貨店での京急電車フェアに行って電車市場さんの鉄コレ試作品を見てきました(*`・ω・)ゞ
↑ケース越しに写させていただきました

デハ3450形だけ3両の構成ですがそれぞれ作り分けされています。
↑1両目は日本車両製両運転台タイプ
実車で該当するのはトップナンバーの3450号車、それも更新後コーポレートマークが現行の物になった1970年代前半から屋根の修繕がされた1981年までの間の設定と見えます。
ちなみに、1981年以後は屋根のランボードから外側のリベットと円弧型の水切り、それに予備のパンタ台が無くなってさっぱりし、やや遅れてL字型の列車無線アンテナが付きだいぶ印象が変わりました。

参考までに手持ちのkitcheNキットを組んだ末期仕様の同車号をアップします↓
鉄コレからこの形態に化けさせるにはランボードとテールライトを作り直すなど難工事になるでしょう…ワタシはしませんがw

前にも書いたかもしれませんが、3450形の中で列車無線を装備していたのは最末期の3450号と荷物電車化された後のデワ3043(←3498号)だけでした。他は駅間の短い池上線・目蒲線内で走るので何かの際は“適任者の派遣”で済むという考え方なのでしょうが今考えるとずいぶん荒っぽい話です。


あと2両の片運車は前面の幌の有無の差こそあれおおむね同じスタイルの様で、取付型のテールライトに前面貫通扉は木製で下部に段付き、側面乗務員扉はスチール製の平板タイプに見えます↓
その前面貫通扉と乗務員扉との形がそろっていないというのがクセモノで、手持ちの資料で確認すると該当するのは中間車代用でヘッドライトもテールライトも金具を残して取り外されていた3477号車しか該当しないことになります←あくまでワタシ調べですので信じるか信じないかは(ry…
こだわると素のままではどの車番にもならないことにはなりますが、前面貫通路をスチール製タイプに交換できれば3483・3484などが該当しますし、さらにテールライトを旧国などによく見られた埋め込み型のパーツに交換すればさらに該当者が増えます。
個人的にはGM板キットでは前面に実車にはほとんど付けられていなかった幌枠がモールドされていたため幌を付けるしかなかったものが、幌の有無各1両ずつになっているのは嬉しいところです。

全体的には屋根のリベット表現がややオーバーに感じる点と、相変わらず下回りが流用品(どう見ても旧国の床下機器と初期のイコライザ台車の取り合わせ)なところも含めて“素材”として楽しむ分には良い出来と感じました。
まぁそこまでこだわらなくても、これまでにリリースされた3000系シリーズの付随車と絡めて雰囲気重視で楽しむには十分でしょう!
・・・個人的には思い入れが強い形式なので今からでも富HGかカトー旧穀レベルの製品を期待したいなー

参考:北川俊一著「池上線 目蒲線」
RMモデルズアーカイブス「東急デハ3450」
鉄道ファン 243号

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2019年12月25日水曜日

東急大井町線開業80周年の頃【2008】

本日2019年12月25日は東急大井町線の全線開通90周年記念日だそうで、記念イベントなども開催されたようですが、HDをあさったらその前の80周年の頃の画像が出てきたのでアップいたします。

2008年1月、緑が丘で撮影した9007F
“大井町~大岡山間開業80周年”のヘッドマークが付いていました。
クハ床下のATC機器箱がきれいなところを見るとATC化が着々と進められていた頃の様です。

ちなみにこの時は狙って撮ったのではなく、デビューを控えた新6000系の試運転(↓)を見かけたので折り返しを待っている間に見かけてカメラを向けたのでした。
大岡山で停車中の6102Fは当然6連です。
大井町まで行って引き返してきた6102F。
大井町線で初めての通過列車に備えてホームに警備員の方が配されている中で撮影しました。

冒頭写真に続き今回も大井町線生え抜きの9007Fにヘッドマークが付けられるそうですが、ワタシはまだ見ていませんw
それにつけても今の同線はQ-SEATの設定など様変わりしたものです。

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2019年12月18日水曜日

JR総研の試験車両たち【1998】

ちょっと調べ事で国立にあるJR総研の実験用車両の画像を探していたら1998年の年末に外を一周したときの写真が出てきたのでアップいたします。
「ひかりプラザ」の新幹線951-1
・・・我ながらなんで先頭側を撮らなかったんだろう?

ここからはフェンス越しの撮影
敷地内には周回線路のコーナー部の痕跡が見え隠れ

別のコーナーの先に顔を覗かせていた黒ずんだ101系。
色はともかく非冷房で白熱灯ヘッドライトなのが興味をそそられます。

逆側に回ってくると、クヤ497に青22号だったクモニ83006(→のちに東芝府中事業所に転出)、クモハ103が並んでいます↓
クヤ497の陰にもよく見るともう1両103系がいるようですが、ググったところどうやら非冷房のままのクハ103-99の様です。
余談ですが、右のクモハ103-104はこの研究所には陸送で運びこまれたものでして、ワタシがたまたま環八通りを走っていたら向こう(羽田方向)から瀬田方向へトレーラーに牽引されているところに出くわして我が目を疑ったものです。思えばそれが鉄道車両の陸送を見た初体験でした(-。-)y-゜゜゜

JR中央線に通じていた引込線の踏切から覗くと、白地に紫のキハ22 299が確認できました。
正月休みに入っていたこの日には結構多くの車両が外から見えましたが、本当の狙いは前の月に運び込まれていたフリーゲージトレイン(GCT-01)の姿を少しでも確認できれば…と思ったのですが、それを隠すための壁役として実験車両が引き出されていたとも考えられます。

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2019年12月15日日曜日

【16番】T-evolutionクモヤ145 ~上回り編~

モニター当選したT-evolution(天賞堂)のクモヤ145、ちょっとずつ手を加えて遊んでます。
↑上回りをバラしたところ
基本方針としては製品状態から塗装をし直さなくても良い程度の加工と色差し・ウェザリングを施し、手持ちのクモニ83旧国と共演させられるレベルを目指すことに決定!

そこで迷ったのが手すり。ボディに一体成型でモールドされていて、ワタシ的にはNであれば手を加えないところなのですが、他のHO車両は別体表現されていることから釣り合いを考えて前面のものだけは真鍮線に変えることにしました。
資料(主に鉄道ファン1980-12の0番台竣工記事)を見ると前面手すりはみな同じ太さに見えるのですが強度を考えて窓下の横長のものは0.4㍉、他は0.2㍉の真鍮線を現物合わせでピンセットで保持しながら曲げて用意。
車体も別成型の警戒帯部分を取り外し
位置決めしてから手すりモールドをカッターで削って耐水ペーパーでならし
黄色5号で塗装
黄色の塗膜がやや薄いところもあったので思ったより厚塗りになりました。

車体部分も同様に仕上げます
こちらはガイアカラーの青15号で部分的に塗装

車号は現存する118番にするため付属インレタから並べ替えて転写

国鉄時代の設定のため所属表記もトレジャータウンのインレタを調達して“西ミツ”標記に変更。
そこで印刷済みだった“東チタ”標記を消す必要があったのですが、クレオスのMr.薄め液を使ったところ青塗装が落ちてしまったため急きょ青を吹き直す必要が生じました(ATS標記などはマスキングして保護)。
後から吹いたガイアの青15号とはごくわずかながら色調が異なりますが、言わないとわからないレベルなのでヨシとしました。

さらに屋上配管も烏口を使って塗分け 
塗料はタミヤエナメルのスカイグレイです、ご参考まで。

 パンタグラフは付属の折りたためないものでは使い勝手が悪いので交換。
金属製パンタであれば比較的入手しやすいものの、1基辺りの単価がこのクモヤと同程度かそれより高くついてしまうのが釈然としないので、品薄気味なトミックスのPS16を探しました。
取付穴を1.2㍉ドリル刃で広げてからパンタに付属のガイシを接着
その上から車体固定用のツメを切り落とし、あらかじめつや消しクリアーを吹いてプラの質感を抑えたパンタをはめ込みました。固定していませんが逆さにしても落ちない程度には保持されてます。
なお、トミックスのPS16パンタは近く再生産予定と模型店で聞いたので片方は入荷待ちです。

塗装面がザラつき気味にはなりますが、ツヤがない方が国鉄らしい気がするので車体全体も好みでつや消しクリアーを吹いてあります。
つや消しクリアー吹きには成型色のままの屋根のベンチレーターなどもプラの質感が抑えらえる効果も期待しました。

前面方向幕をいつもの“ボンド布用クリアー”のアクリル薄め液割りで裏貼りして再度組み立て。
 ひとまず上回りは一段落。あとは説明書通り下回りを走行化してウェザリングなどをするつもりです。
つづく

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2019年12月10日火曜日

【入手写真】横浜市電の歴史的写真

今年初めごろ、ネットオークションでいくつか歴史的価値のありそうなアルバムを入手いたしまして、その中の1冊が横浜市電のモノでした(ほかに京急のもの2冊も入手)。
で、先月まで横浜市交通局が100周年記念事業として古い写真を募集していたのでこの写真で応募しようとしたのですが、募集要項の「すべての権利を有する」という条件に抵触する恐れがあったので泣く泣く断念しました(´;ω;`)

悔しいのでこのブログで一部をさらします。
「537 横浜駅前」←アルバムに書かれていたタイトル。以下同じ
明確な撮影時期は不明ですが、右に写りこんでいる自動車といい歴史を感じさせます。

「700型701」
撮影場所は滝頭車庫でしょうか?

「1005のポール姿」
ポールってこんなにひん曲がるんですねぇ…

「1102 昭和12年1月 生麦車庫」

「1200型1201 旧塗色」
場所は桜木町辺りか…?

「1304」

「1406」
高島町付近の様に思えます。

他にも数枚ありまして、おそらく名のある研究家の方の遺されたコレクションと思われます。
ところで綴じられ方が原鉄道模型博物館のデジタル画像で閲覧できる原信太郎翁のアルバムにも似ていますが、結局どなたのなのでしょうか…?
ご存知の方がいらっしゃいましたらメッセージ下さいm(__)m

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2019年12月5日木曜日

直近のクモヤ145の記録から【2012~2013】

T-Evolutionのクモヤ145をいじっているところですが、資料発掘を兼ねてハードディスクにある同系の画像をあさってみました。

その1:中原電車区のクモヤ145-116
2013年2月12日、南武線平間~鹿島田間で撮影した廃車回送
たしかネットで廃車回送がある事をほのめかす書き込みを見つけたことでキャッチできたと記憶しています。

その2:新秋津のクモヤ145-118
2012年8月、訓練車になったばかりのころ

 ついでなのでおなじく訓練用のオレンジ帯の209系2連も…
側面幕(?)は模擬の駅名を表示しているようです。
209系はひとまずおいといて、昔は類似品のクモヤ143かどちらかがどこの電車区にも必ずいたのに(注:ワタシの頭の中は1990年代前半が基準ですw)、いつのまにか新前橋の霜取り用107番とこの八王子訓練センターの118番しか東日本ではクモヤ145は残っていないんだとか。。。
これじゃあクモヤがちょっと動いただけで話題に上るのも無理もない話ですね。

ワタシのT-Evolutionクモヤの現状はこんな感じ↓
前面手すりを真ちゅう線に替えてみました。
車号をどうするか決まっていなかったのですが、現存しているということで118番の国鉄時代仕様で行こうかな…

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