2016年4月3日日曜日

20系其の参~ブルトレ雑感~

多客臨としても20系は「カートレイン九州」に「シュプール白馬・栂池」、急行の「おが」「玄海」「あおもり」「雲仙」と定番運用から立て続けに退いて最後は霧島改め「桜島」だけになり、老い先短いのは明らかな状況でした。

そんな中、生き残った宮原車が団体列車として東京駅に出入りする列車が平成7年(1995)2月17日に設定されたので「これは見届けねば」と思ったのでした。
東京発の復路列車撮影のために東京駅に向かう途中、山手線から品川客車区を見ると発車を待つ20系の先頭にはゴハチらしきシルエットが。。。
東京駅で待ち構えると、やはりEF58 61を先頭にしたプッシュプルで据え付けられました。
ロクイチが切り離され、姿を見せたナハネフ22
夜のターミナル駅での三脚使用ははばかられたので手持ちフラッシュ撮影とせざるを得ず。。。
JR東日本サイドの計らいだったのでしょうが必然的にファンが多く詰めかけたため十分な撮影と記録が出来ずにちょっぴり複雑な気持ちにはなりました。

転線を済ませて7番線で帰りを待つロクイチ

思った通り元祖ブルートレインである20系にとってはこれが最期の上京でした。

この20系11両はその日の昼間、EF65 1136牽引で東京入りしていました。
蒲田付近にて
見事にタイミングを外していますが。。。

時期は前後しますが、こちらは日本海縦貫線
平成5年12月30日 大阪にて
弘前から関東への帰り、どうしても乗っておきたくて大回りして大阪まで乗った急行「あおもり」
編成は前から順にカヤ21 17-ナハネ20 334-ナハネ20 333-ナハネ20 102-ナハネ20 219-ナハネ20 302-ナハネ20 238-ナハネ20 305-ナハネフ23 4
牽引機は青森→敦賀間がトワイライト色のEF81 113、敦賀からはピンクのEF81でしたが番号未確認です。
 この時はなぜか宮原車の編成に下関車(ナハネの333と334)が紛れており、赤系の内装が際立っていました。

平成7年12月 こちらは団体列車として青森に向かう20系宮原車
奥羽本線川部~北常盤間の撮影ポイントで撮影したかったのですが 、向かう途中で来てしまったので納めるだけ写真に納めたのでした。…引退間際になってワタシは結構撮影に失敗しています(泣)。
また、アップした写真の一部はトリミング、明るさ調整などしています。

そして20年余りが経ち、現役最後のブルートレイン一族による「はまなす」が廃止になりました。14系・24系はこれでほぼ引退でしょうが、その次の世代の寝台特急はサンライズとカシオペアしか無いことが惜しまれます。
 1970年代設計の14系と24系がなまじ長いこと再優等列車に君臨したことで、世間一般から夜行列車そのものが時代遅れなものというイメージが付いて回ったのではないか…と思えてなりません。新幹線はあれだけ次々車両を投入しているのに、ブルートレインは解放寝台は徐々に減っていたとはいえその両形式が主役とあってデッキ周りや水回りなどに古臭さが隠し切れず、それが利用者にマイナスイメージを与えたとしても無理ありません。
 夜行運転の需要は無いはずが無いので新陳代謝がなされれば生き残れたのに、、、と憎まれ口をたたいて今回は締めます。

鉄道コム&にほんブログ村参戦中、グッと来たらクリックくださいm(__)m
鉄道コム
にほんブログ村 鉄道ブログ 国鉄型車両へ

0 件のコメント:

コメントを投稿