2020年7月10日金曜日

おもいでの十和田モハ3603貸切オフ会【2002】

↑イベント終了後、夜の三沢で発車を待つクハ3810

今はなき青森の十和田観光電鉄線は平成中ごろから急に鉄道イベントづいていったのはご存知の方も多いと思いますが、おそらくその火付け役となったであろうイベントが2002年3月23日のモハ3603の貸切オフ会でした。
とある東急ファンの呼びかけで東急吊りかけ車の生き残りの中でも戦前生まれでまさに“爆音”であったモハ3603をひたすら走らせて存分に堪能しようという趣向で、ウェブで告知を見たワタシは池上線時代の同車にさんざん世話になったこともあって即申し込み、当日三沢に馳せ参じたのでした。

さっそく現れた通常見られない3両編成
定期列車(モハ3809+クハ3810)の最後尾に主役のモハ3603を増結したスペシャル組成です。

三沢到着後3603が切り離され2番線に留置

その間に1駅先の大曲へ移動
定期列車もう1運用のモハ3401+クハ4406による三沢行きが来る頃には雪が降り出しました。

そして単行のモハ3603のフォトラン(?)が七百に向かって行くのを見送ります。

その後ワタシも七百に移動
留置されていたED301とモハ3603を並べてのミニ撮影会
このED301は誕生当初、モハが故障したときにクハ2400形を牽引して営業運転に入ることが考慮されていたとかでサボ受けが付いており、職員の方が試してみたらサボがささったのでした

その後三沢方の開けたポイントでしばらく撮影
今度は連結順序を変えてモハ3809の前にモハ3603を増結した定期列車

七百で交換したモハ3401+クハ4406の三沢行き

十和田市に行って帰ってきた3両編成
同線では3両での運転実績は1981年にモハ3800形が東急から来た当初にあっただけで、その再現もこの企画の目玉の一つでした。

このあと七百から十和田市行きに乗車
3603は録音用車として設定されていたので静かに走行音を楽しみます。

十和田市到着後
モハ3603とモハ3809の連結部

3603の運転台も見放題
窓のデフロスタが目立ちます(動態保存車化後に撤去)

運転中取り付けられていた東急時代を模した窓内の行先板

本物の行先板を持ち込んで掲出する方もいらっしゃいました
東急時代を知る方ばかりでしたのでふだんの2両より3両の方がしっくりくるというのはみな同意見でした。

このオフ会が好評を博し、第2弾としてモハ3401で三沢の貨物授受線に乗り入れるという企画もありましたがワタシはスケジュールがあわず参加できませんでした。
とはいえこのように車両運用に趣向を凝らすとウケることが分かってきたらしく、その後80周年記念イベント等につながった模様です。

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