2015年2月13日金曜日

追悼 東急7600系

昨日2月12日、雪が谷検車区から恩田(長津田工場)へ7600系最後の一本01Fが回送されました。
このまま廃車となる可能性が濃厚ですので、そうなるとダイヤモンドカット=7200系一族は東急からは全滅します。

ワタシは回送列車は見送ることが出来なかったため(泣)、1日遅れで恩田の様子を見てきました。

 恩田駅ホームから眺めると、7661だけ切り離されて置いてありました

駅を降りて沿道から見てみると、7601と7681が見えました

7601
改造当初は7650形とペアの電動車でしたが、7660形の組込みとともにクハになりました。

7681
7650形が室内更新時に運転台を撤去されて7680番台に改番。
制御器は1C8Mの物を1C4Mとして使用(←東急ではよくある事です)。

運転台撤去跡
外観はそのままですが室内は巧妙に座席化されていました。

両車間の幌とジャンパ線はすでに切り離されています。

寒空の下、鈍く輝くステンレスボディ

ついでに、、、
テクノシステム側には1407-1457ユニットが置いてありました

珍しく東急バスも
ナンバープレートが無いところをみると、これも廃車のようです。
※もちろん敷地外から撮影してます


ここでちょいと7600系の足跡を振り返ります。
昭和61年(1986)、デハ+クハが基本であった7200系を目蒲•池上両線に転属させるため3両編成に組み換え、余ったクハを寄せ集めて編成を組むために電装化。ついでにVVVFインバータを搭載した車で、日本初の2両ユニットVVVF車でした。
↑は昭和62年夏に撮影した第2編成。大井町線から目蒲線に異動してきた頃。
デハ7662が電装工事中であったためデハ7200との暫定3両で、一番遅くまで赤帯が付きませんでした。

平成3年春撮影の赤帯が付いた7601F。7600で最初に池上線にやって来たのがこの編成。

で、平成6~7年にワンマン化を兼ねて室内更新され、歌舞伎塗色になり(↑は平成20年1月のもの)

廃車が進んでラスト1本となった去年11月“クラシックスタイル”となっていたわけです。

ただ末期は電子機器が劣化したのか休んでいることが多くなりまして、、、
車庫内入替え中とか、、、

一番奥の定位置に収まっているところ位しか見られず、ちょっと残念でした。。。

 7200系一族として捉えると、何よりも昭和59年に吊りかけ100%かつ冷房車率0%だった池上線に2本の同系冷房車が入った時の歓迎ムードが忘れられません。
 せめて上田•豊橋•大井川の各新天地に渡った仲間の1日も長い活躍を祈ります。

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