2020年8月27日木曜日

2003年の三池鉄道~車両編~

今年5月に廃止となり、予定されていたラストランイベントも残念ながら水害のため正式に取りやめとなってしまった福岡県大牟田市周辺の三池鉄道(三井化学専用線)。
以前ワタシも鉄道誌やトワイライトゾ~ンマニュアルなどに掲載されたレポートを見て興味を持っていたため、大牟田駅と三池鉄道初体験!【2001】から2年後にも訪問。レンタカーを駆って一周したことがありました。そのとき撮影した写真をこの機会にまとめてみます(以下、2003年9月撮影)。

大牟田駅そばのホテルをチェックアウトして車を借り、まず向かったのは国道208号線の旭町踏切。20年ほど前の雑誌には朝7時頃に宮浦操車場~仮屋川操車場間の貨物列車が走るという記載があったので時刻が変わっていないことを信じて待つと…
18号機が化成品タンク車を牽引して現れました!

貨車を仮屋川に運んだあと単機で宮浦に戻る18号
正面から見るとけっこうスリムです。

この踏切もなかなか絵になるロケーションですね。

その後(どの程度間があったのか忘れました)また18号機が宮浦から出てきて…
仮屋川からタンク車を牽いて宮浦に戻っていきました。

こちらは先ほどの貨車が留置された仮屋川操車場
夏草が茂ってどこまで使われているのか判然としません。


次に向かったのは宮浦操車場

構内を横断する踏切から見ると多くの化成品タンク車。その先に機関車も見えます。

一周しながら留置車を観察
タキ29001 濃硫酸専用車

かなり貧弱な木造無蓋車ハト37

操車場を見下ろす高台にある宮浦石炭記念公園に移動してみました
画像右側に事務所が見え、機関車が確認できます

別角度を見るとコンテナを載せたコキ200の姿も
末期はコンテナ車しか入らなくなったようですが、この頃から置き換えが始まっていました。

先ほどの宮浦操車場の踏切から逆側を望遠レンズで観察
2号機ほか廃車となった機関車が残されています

使われていないタンク車も

それぞれ車号を確認できないかと移動してみました。すると…
2号機の後ろの機関車はナンバープレートが無く確認できませんが、

その奥にいた東芝45t機は20号機と判明(もと南海)。
手前のモーターカーも今見ると気になりますね。

タンク車の方はタキ4850+タキ4851+タキ4853+タキ4852の順に留置されたタキ4850 TDI専用車と判明。そのうちタキ4851だけは全体が見えたので撮影しました。

しばらくすると12号機+蓄電池車デ‐4が動いてきて
タンク車を引き連れて工場に向かって行きます。
さらに踏切で待つと今度は12号機が先頭になって帰ってきました。

2年前の訪問時には見ることができなかった走る様、とくに三池名物のパンタを下げて走る電関の珍妙な光景をこの目で見ることができて大感激でした。
その後レンタカーの機動性を活かして廃線になった区間を一回りしたのですが、長くなるので2003年の三池鉄道~廃線跡編~へつづきます。

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