2018年1月28日日曜日

【上毛】デキ3021運転体験ツアー

公式HPでこのツアーが告知されていまして、昭和の東急ファンのワタシにはこのデキは長津田工場のマスコット的存在として印象深いこともあって即申し込み、昨日(1/27)行って来ましたヽ(*´∀`)

参加者が東武の特急「りょうもう」下り初列車で来ることを想定した様で赤城駅に9:10集合となっていましたが、神奈川から6時台浅草発車のりょうもうに乗るのはちと厳しいので前日のうちに前橋市内に泊まって赤城駅へ。
定期列車に混乗して大胡で下車。歩いて列車区(車庫)に向かうとデキがホイッスルを鳴らしてお出迎え。

担当する職員(10数名)の皆さんの自己紹介ののち入庫中の717Fに乗り込んで座学実習。
吊り掛け式で制御方式はHL(間接非自動直並列制御)でブレーキは直通兼自動空気ブレーキ…といったスペックとマスコン・ブレーキハンドルの基本的操作などなど。
その中でへぇ~と思ったのがレバーサーに前後進あるものの、凸型で背中合わせに運転台があるので後退する時には運転台を変えれば済むので、上電では後進回路は殺してあるという点でした。

早めのお昼を頂いて…
観光客向けに売り出し中という「車庫弁」

シミュレーターで運転操作のおさらいをしていよいよデキに乗り込みます!

↑デキ3021の運転台 マスコンは電車タイプでした
前の方の運転を見たあと運転席に座り、ブレーキ試験をして圧力計の針が正常位置に来るのを確認し。引き紐を引いて尺八の様な音色の警笛を鳴らしマスコンを1ノッチに投入するとあの吊りかけ音が聞こえて来ます(≧∇≦)
途中セクションがあるので指導員の指示とおりにノッチオフ→再力行、そしてすぐオフ。
停止位置に近づいてブレーキハンドルを重なり位置(制動力弱め)→込め位置(強め)→重なり位置(衝動緩和のため制動力を弱める)と操作し、停止したらレバーサーとブレーキハンドルを引き抜いて逆の運転台に座り直してまた元の位置まで運転して戻ります
あとで撮った体験運転中のデキ(↑) ちょうどパンタの上がI型セクションにかかっています

これを計2往復体験して運転は終了。
鉄道車両の運転自体初めてでしたが上手いと褒められました(^^)v
普段のイメージトレーニングの甲斐あって(笑)体感としては1m位停止位置を前後して良いのなら止まれないことは無いです。
・・・まぁマスコンは1ノッチ以外禁止だったので速度は出てませんし、通常の運転速度でのブレーキ操作の難しさとは訳が違うのでしょうね。。。
自分の時ではないですが、その時撮った動画です↑

その後、軌道自転車の乗車体験があって…

車庫見学
廃車済みのデハ104
屋根が抜けたり部品が外されていたりしたのを直したそうです
車内は昭和40年代の仕様

ご存知デハ101
↑台車の油じみが現役であることを物語ります
開業の頃の仕様に近づけるため職員総出でペンキをはがしたとのこと。
10万円ほどで貸切乗車は可能だそうですが、運転体験のような短距離の往復運転に供すると構造上火を噴く(←主電動機が?)恐れがあって企画できないそうです。

東武のテ241

木造トラス構造の建屋

ベルト駆動の旋盤など骨董品な設備が並びます

入場中の713編成
台車は故郷の京王の工場で整備に送っており、3月出場予定の由
仮台車がP-Ⅲ…

上写真の背後でグッズ販売コーナーを展開していたのには‘ちゃっかりしてるなぁ’と思わずにはいられませんでした(;^_^A
せっかくなので700型の鉄コレを買っておきました。

参加者ひとりひとりに古澤社長から終了証を頂いて一通りのプログラムが終了。

一度は吊りかけ駆動車を運転してみたいと思っていたワタシでしたので念願かなって大満足でした。
来月もこの企画があり、3月には700型の運転体験ツアーも開催するそうなのでご興味のある方はぜひHPを覗いてみてください。

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2018年1月22日月曜日

【RMM誌掲載!】16番 三井三池の電関

今月発売のRMモデルズ誌No.271(2018-3)に拙作の天賞堂1/80東芝40t電気機関車改造、三井三池鉄道20号機が掲載されました\(^^)/
↑応募写真のボツショット
半年以上前に応募したのですが、自分で撮った写真で載ったので夏の日差しのなか多摩川土手まで持ち出して撮影した甲斐がありました。

詳しいレシピは記事を買ってご覧いただくとして、声を大にして言いたいのが完成品ながら未塗装なのでエンドビーム周りの塗り分けが困難を極めたという事。解放テコなんかはユーザー取り付けにしてくれればまだ楽だったんですが接着済みでしたのでゼブラ模様の塗り分けには本当に往生しました>< メーカーには声を大にして苦言を呈したいところ。。。
ボディをバラしてブラック→イエローの順にゼブラ模様を塗装
ボディにマルーン・屋根にブラックを吹く
パンタ・パーツ類を取り付け
台車を塗装した下回りと組み合わせてウェザリングして完成!

応募のあと、走行性向上のため台車のギアに塗られたグリスは綿棒で拭き取ってからブライトチップス社のオメガオイルγ(ガンマ)を差した上で、ホビーセンターカトー東京店のHOレイアウトに持ち込んで試運転しました。
 機関車の方は快調に走ったのですが、相方として作ったセキ(←“もどき”とか見返してみるとひどい記事ですなw)はダイカスト台車の絶縁が不完全だったようで、つなげると走らせられませんでした。。。ただいま対策を考え中。

それにしても掲載誌を見てみるとワタシのだけが超マイナーなネタですね(^^;)
まぁその辺は誇りに思っておきます♪

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2018年1月20日土曜日

こどもの国線と弾薬庫線の痕跡【@市電保存館】

横浜市電保存館“しでんほーる”で月一回開催されている定期講座を聴講してまいりました。
今回のお題は「こどもの国線の近現代」という事で、昨年4月に発売の“Rail”誌No.102にこどもの国線について執筆された関田克孝氏の講演でした。
内容は概ねレイル誌の記事に沿ったものではありましたが、

  • 初代こどもの国線専用車のデハ3405は、もともと3450形両運車(3450・3498・3499の3両)と共に二子橋の輸送障害時(←増水による走行制限?)に二子玉川園〜溝の口間を単行で折り返し運転が賄えるよう両運転台で残されていた
  • 3405はこどもの国線塗装初期には屋根もピンク色だった(同線開業時には灰色化)
  • 沿線への東急長津田工場開業の条件として、入出場車両がこどもの国線の列車運行を極力妨げないよう牽引車を用意する取り決めがあったのでデキ3021が配置された
  • 同じく入換車だったデワ3043(←デハ3498)も夜間に救援車として出動できるよう復旧資材を積んでいた

といった東急電車ファンのワタシにとっては大変興味深い話が聴けました。

↑披露された往時のポスター

その中で沿線に残された弾薬庫線時代の遺構についても触れられ、ワタシも以前散策したときに少々写真を撮ってありましたのでそちらをアップします。
以下、平成13年(2001)11月 恩田~こどもの国間にて撮影
↑途中で分岐するピット線跡にあるガーダー橋

↑西の谷と東の谷の分岐部分に埋まっていた線路

↑分岐した先にもレールが埋まっている個所が…
 最近行っていないのでこれらが今もあるのかは把握していませんが、わざとらしささえ感じる遺構の残り方なので当時不思議に思ったものです。
それが今日のお話によると「(旧)大蔵省の管理地のためみだりに手を付けてはならない」といった内容の注意書きがどこかにあるという事でしたので納得がいきました。

さて、先のレイル誌でも触れられている様にこどもの国の園内にはかつて横浜市電1165号車が展示されていました。
今回の講座の開催地が市電保存館であることにちなんでその市電が写っている写真を探してきました↓
たぶん昭和55年(1980)前後だと思いますが、左に写っているのは幼少の頃のワタシで右は姉です。後でバレると怖いのでぼかしを多めにしていますwww
整備前の久良岐公園の市電=1156に勝るとも劣らない荒廃ぶりだったようですが、写真で見る限り窓ガラスやつり革が撤去されているのが判ります。
1150型後期型の特徴であるバス窓も確認できますが、当時そこまで分かるわけもなく、ただ単に「小田急みたいな色した変なちんちん電車」という印象しかありませんでした。

逗子市の池子弾薬庫跡ともどもアヤシイ過去を持つこのこどもの国の過去に迫る内容に大いに満足し、気分よく帰路に就いたのでした。

それはそうとまったくやめる気配のない電動貨車10号の花電車装飾↓
今はお正月仕様です。

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2018年1月16日火曜日

DD200-901無動と静鉄A3000形甲種【1/16】

↑新顔はグリーン&イエロー
 本日、J-TRECを出場した静岡鉄道A3000形の甲種輸送が新鶴見を経由するので見物してきました(`・ω・´)ゞ

逗子からの甲種が到着する前、個人的に要チェックな配6794レの通過時間が近かったのでまずそちらを待ち伏せると、、、
本務機EF66-101の次位にDD200-901が無動で付きました!(データ上14:44)
九州でのテストから帰ってきたんですね~

配6794ㇾを見届けると、すでに逆側の場内信号機が“進行を指示する現示”を出していたので速やかに陸橋(小倉陸橋)の上に移動。横断歩道を渡るとDE10のヘッドライトが見え始めたので周りに配慮して歩道が広い場所で脚立を立て、その場で待ち構えるることにしました。
DE10 1749の牽引で甲種の9596ㇾが通過(14:50)!

クハA3503 
第3編成はスペシャルサイトによるとナチュラルグリーン
ちょっと東横線の復刻アオガエルっぽい…?

クハA3504+クモハA3003の連結部

クモハA3004
第4編成はブリリアントオレンジイエロー
ボルスタアンカ付きのTS台車に親近感がわきます。

信号所でスイッチバックして帰ってくるのを貨物を撮影しながら待ちます
ひょっこり現れたEF65 2089の単機(15:17)

EF65 2050牽引 77ㇾ(15:37)

EH200-901牽引 8777ㇾ(16:08)

そしてようやく甲種が見えてきました。
牽引機はEF65 2094
A3000形の乗務員室で添乗の方がこっちを見ています(^_^;)

クモハA3004

クハA3504

1両飛んでクハA3503
厳重に養生されていたので前面はよく見えず。。。 

昨年発刊のT誌の甲種輸送情報を見ていたのでてっきり発車時刻は15:27だと思っていたためなかなか来なくてやきもきしましたが、最新の情報では時間が繰り下がっていたようですね
(↑ちなみに現地通過は16:19でした)
これで東急7200そっくりな静鉄1000形の置き換えがまた進むわけですな。

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