夏至が過ぎて晴れると夏本番を思わせる暑さの今日この頃。そんなわけで暑い思いをした思い出の写真です。当時は停まっている車両も満足に取れない程度の腕しかなかったのでブレブレの写真ばかりですがご容赦を…
1989年(平1)8月、
北の電車博物館 弘南鉄道(1989)へ
の青森遠征は青春18きっぷを使ったことから必然的に多くの鈍行列車に乗りまして、今回はその道中に撮った写真です。
複々線区間とか乗り通してみたかったので出だしは常磐線。
水戸まで乗った415系1500番台(編成はこの投稿最下段を見てください)。よく見ると側面方向幕使用前なのでサボを差しています。
水戸から水郡線に乗り換えて郡山に到着。↑は乗って来たキハ45 3ほかは水郡色
非冷房なので走行中に車掌さんが空席部の窓を上段も下段も開け放って換気しており、そこから人が落ちるんじゃないかとビビりました。
郡山から福島まで乗ったのは“ひょうきん電車”こと715系
先頭は切妻のクハ715-1115
最後尾はクハ715-1015
急行型電車好きのワタシは455系辺りをひそかに期待していたのですが来たのはこれでした😓
そして福島から奥羽本線に乗り換え。画像はないですがオハフ50形2両にED78+EF71の重連が先頭に立つ2M2Tの強力編成で4駅連続スイッチバックの板谷峠を越え、峠越えが一段落した米沢に着くと機関車がいったん客車から離れて側線に留置されていたオハフ50を1両増結。客車3両で山形を目指しますがワタシは赤湯で下車して親戚宅に1泊。
2日目は赤湯から奥羽本線を何度か乗り継いでひたすら北上しますが、乗る列車はことごとく50系のレッドトレイン。炎天下の非冷房車の旅はさすがに体にこたえました。
秋田から大館までは鈍行だけではどうしても乗り継ぎがうまくいかず課金して485系特急「たざわ」を利用
大館(?)で撮ったその485系「たざわ」。思えば485系に乗ったのはこの時が初めてでした。
大館からまたもレッドトレインに揺られて大鰐着。駅近くの旅館に投宿しました。
3日目は弘南鉄道を堪能(
北の電車博物館 弘南鉄道【1989】参照)したあと弘前から青森へで移動。この時の客レがこの旅初めて50系ではなく12系1000番台。車両に冷房が効いていることがこの時ほどありがたく感じたことはありませんでした。青森で下車後ビジネスホテルに宿泊
4日目は青森駅からスタート
跨線橋から眺めた青函連絡船発着場跡
停車中の583系「ゆうづる」と485系「はつかり」
予定ではここでも課金して右の485系はつかりに乗車する予定でしたが、ちょうど続行で583系の臨時はつかりがあったのでそちらに乗車。
乗った583系はつかりの隣のボックスに乗っていらした老夫婦に座席に内蔵された小テーブルの出し方をレクチャー(←ワタシもやり方知っていたわけではなくその前に試行錯誤して出し方を理解したもので、たしか3/4回転させて天面を出すタイプでした)したことをきっかけに話が弾み、なんとその老夫婦はワタシの地元のすぐそばの洗足池に以前住んでいたということを聞いて大変驚いたものでした。
三沢でその583系を降りて発車を見送ります
当時まだ貨物ホームが機能しており、画面右にはワムハチが停まっていました。
三沢に来たのはもちろん十和田観光電鉄が目当てでしたが、直前に乗車列車を臨時便のはつかり号に変えたことで旅程が崩れ、七百まで往復乗車できるはずができなくなったので停車中のモハ3401を一枚撮っただけで引き返す羽目に。。。
・・・ところがそれも時間を1時間読み間違っていて、実際は少しなら乗車できるだけの時間はあったのでした。
そんなヘマにへこみながら普通列車(非冷房のキハ58系盛岡色2両₎に乗り、青森で乗り換えて弘前に戻ってまたビジネスホテルで1泊。
5日目、まず弘前から大館行きの鈍行で移動するのですが、ホームに停まっていたのはキハ22 339の1両だけの気動車。本線と名の付く奥羽本線で1両だけの列車というのにも驚きですが、極寒地仕様のため床が板張りなことも新鮮でした。
大館に到着
701系投入前は弘前にも北海道型キハ22の配置があったものです。
羽越本線 酒田(?)
このあともひたすら50系ばっかり。結局村上で快速ムーンライトに乗り換えるまで冷房車には全然当たらず。。。
当時冷房のある12系2000番台の列車は東北本線でいくらか見かけた程度でした。
この頃は18きっぷユーザーにとって普通車乗り継ぎ旅は熱中症の危険もあるので、大げさに言えば命がけでした。
そんな暑くて非常にしんどい思いをしつつ、美しい田園風景をボーっと眺めた汽車旅も今となっては懐かしい中一の夏の初めての一人旅の思い出です。
ちなみに快速ムーンライトで新宿に降り立った後、青春18きっぷがほぼ1日分残っていたので上野経由で高崎に移動(この間爆睡)。
若かったとはいえとんでもない強行軍をしたものです💧
~おまけ~
この頃からしばらくはいつか模型作りに役立つかもしれないと思って乗車列車の車番をメモしていたので披露いたします。
〇上野→水戸間乗車 常磐線中距離電車:
クハ411-1623+モハ414-1523+モハ415-1523+クハ411-1523
+クハ411-1624+モハ414-1524+モハ415-1524+クハ411-1524
+クハ411-621+モハ414-521-+モハ415-521+サハ411-4+モハ414-128+モハ415-128+クハ411-521(鋼製車は白に青帯の新塗装)
※クハ411-1624以下11両は土浦(?)で切り離し、前4両のみ勝田行き
〇水戸→郡山間乗車 水郡線普通列車:
キハ45 9+キハ45 3+キハ40 2023(全車水郡色) ※先頭のキハ45 9は常陸大子止まり
〇郡山→福島間乗車 東北本線普通電車:
クハ715-1015+モハ714-1015+モハ715-1015+クハ715-1115
〇福島→赤湯間乗車 奥羽本線普通客レ:
EF71+ED78+オハフ50 2362+オハフ50 2460
※米沢から機関車次位にオハフ50をもう1両増結
〇秋田→大館間乗車 特急たざわ:
クモハ485-1006+モハ484-1079+モハ485-1008+モハ484-1008+クロハ481-?
〇弘前→青森間乗車 普通客レ:
ED75+オハフ13 2011+オハ12 2002+オハフ13 2003
※12系2000番台は機関車から電源を供給されるためスハフは存在しません
〇青森→三沢間乗車 臨時特急はつかり:
クハネ583-14+モハネ582-27+モハネ583-27ほか
その他見たまま情報として、
奥羽本線庭坂~板谷間ですれ違った客レはED78+EF71+マヤ34(青色)+50系客車3両ほど、
羽越本線ですれ違った客レもEF81+50系客車3~4両+マヤ34(青色)
といった感じで高速軌道検測車が併結されていました
※2024年6月21日 修復画像に差替え・大幅加筆
鉄道コム&にほんブログ村参戦中、グっときたらクリックくださいm(__)m