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2024年2月3日土曜日

【N】俺のホリデーパル

 
前回の「あおもり」に続いてホリデーパルです

引退からもうだいぶ経っていますのでざっくり実車の解説から。
1984年に波動輸送用の20系下関車をベースに、寝台区画と通路を仕切るカーテンの設置と、下段寝台2つの間に新設したマットをはめ込んでフラットにできるようにし(着脱式)、連結できるように改造されたサロンカー=オハ14 701(オシ14改造) を合わせたジョイフルトレインです。

20系は当初青15号に白帯3本帯の改造前と変わらない塗装だったのが国鉄末期頃に白帯2本になり、1990年春~夏ごろ黒Hゴム化を伴う延命工事を受けた(ワタシが見たのはこの頃)と思ったら同年末には白くなっていて驚かされました。
白くなってからも1995年位に窓周りがピンクから青紫に順次塗り替えられ、その装いで引退したのでした。

製品はその最末期の白に窓周り青紫の塗装です。どちらかというとピンクの方が好きなのですがわざわざ塗り替える気力はありません。。。
ラウンドハウスシリーズなので既製品の色変えのみで、実車と若干相違する箇所があります。

カヤ21 123
カニ21の金型そのままなので荷物扉の閉鎖表現がされていません。とはいえこういう形態のカヤもいたので気にしません。

ナハネ20 700(701・702)
内装に小改造を施しただけの番台区分ですので外観は実車通り。強いて言えば洗面所とトイレの窓がスリガラス表現なので裏からホワイトを塗って白色化してあります。
内装はあおもり編成同様下段寝台にはエヌ小屋のモケット表現パーツを貼付け、中段寝台は筆塗りでオレンジ色にしたうえで、通路との仕切カーテンをマスキングテープで簡単に再現。
室内灯点灯状態でこんな感じ↑
走らせている間にちらっと見る程度ならこれくらいでいいでしょう
実車のフラットにした下段寝台というのは昼間のことで、寝台セット時には格納していたものなので無視して良いレベルでしょう。

ナハネフ22 701
ナハネと同じく内装だけ手を加えられ車。各車両KATO純正の室内灯クリア(白色タイプっで20系はオレンジプリズム無し、サロンカーはプリズムあり)を仕込んであります。

実車資料を当たるとこの車の車端部にはカーテンが見受けられないのでモデルも付けていません。

オハ14 701
これはオシ24の塗り替え品というのはご存じの通り。厳密には窓埋めと厨房の窓の固定化を表現しないといけませんが「こういうもの」と思って手を付けません(笑)。
ベースが古い製品なもののプチ改修で現行の室内灯が組み込めるようになっているのですが、集電板と室内灯の合わせがなかなか決まらず結構イライラしました。
食堂車そのものの内装もブラウンに塗りつぶし、窓に両面テープのカーテン表現をしたやのみ。実車はお座敷車の様な高床のカーペット敷(通路部は跳ね上げ式)に応接セットや折り畳みテーブルが置いてあったらしいです。
ちなみにワタシは実車のオハ14を見たことがありません。急行玄海にも修学旅行団臨にも連結されないので、あんがい組み込まれる機会が少なかったとも言えそうです。

それに「あおもり」のときのナハネ20 334がダブルキャストでこちらの編成にも入れられる設定。混色にはなってしまうもののオハ14を含んだ6両編成というのは冬場に広島から北陸本線周りで白馬に来ていた団臨「スキートレイン白馬号」という定番列車がありました。
↑大糸北線をDEプッシュプルで入線していたのでシュプール白馬栂池号と混同した記述も結構見られますが、この車が起用されたのは団体扱いの方の列車。スキーブームの頃は少しでも良質な雪を求めて長距離遠征する方がいたものです。

牽引機は東海道・山陽本線が主な走行エリアでしたので圧倒的にEF65PFが多く、

EF66牽引の場合は最高速度100㌔のところブレーキの都合で95㌔の制限がかかるので本務機に起用される機会は多くなかったです。

このホリデーパル色20系、東京~博多間の急行「玄海」(旧特急あさかぜ81・82号)という季節臨時に起用されたのですが、その設定が盆暮れ正月とGWくらいしかなく、乗ってみたかったものの乗るチャンスに恵まれず観察だけで終わりました。
鉄道雑誌でえた情報を交えてざっくり解説すると、下関の20系10両編成×2本分での運用でして、うち1本がサロンカー抜きのホリデーパル7両に塗装を合わせた(←これも結構誤解されていますが、室内を改造されていないのでホリデーパルではない車です)ナハネフ23 14とナハネ20 331さらにナハネもう一両(車号失念)を組み込んだ組成で、帯2本の急行寝台色の編成ともども東京方から
ナハネフ22+ナハネ20×2+ナハネフ23+ナハネ20×5+カヤ21
で統一されており、東京方3両が広島回転(広島)となって7両で関門海峡を抜けて博多に到達していました。
ホリデーパル色登場後は同列車とスキートレインについては編成で塗色が統一されていて混色になるのは修学旅行団臨の時くらいだったように記憶しています。

そう考えると模型でも混色は避けた方が無難かなぁ…と思い始めたので、目下バラシのナハネ20をもう1両探しているところです。

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