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2023年5月29日月曜日

リトルジャパン名鉄モ800を作ろう【N】

 
前回の3880系と同時進行で作っていたモ810&811も完成!

当ブログの最初の頃にアップした名鉄電車コレクションの見直しをしていて、改造して作ったもののやや扱いづらい二代目3300系タイプを廃棄しようかとも思ったものの、やはり捨てるのが惜しくなり、それなら単体ではなく他のAL車と併結させたら面白いと思って事例を探したところ、ネットで探したらその3300系3両編成に両運車モ810をつなげた犬山行き普通列車の画像を発見!

ちょうどリトルジャパンの800系両運転台車のキットも見つけたので作ってみることにしました。

ご覧の通りの“創るたのしみいっぱい”な板キットです(画像は1両分)

素直に作れば原型顔のモ809と810の2両になるのですが、説明書を読むと高運転台前面パーツが2枚入っているので一方をモ811として作ることもできる由。バラエティがあった方が好きなので810と811の組合せにして組み立てていきます

1点注意が必要なのが809と810で前面幌枠付きの側が異なること。今回作ったモ810はパンタ側に幌枠のある前面が来ます。説明書をよく読みながら組み立てましょう。
エアブラシを使って車体をガイアカラーの名鉄スカーレット、屋根をクレオスのブラックグレーで塗り、屋根上機器は別途明るいグレーに塗装してから接着。カラスグチで配管も色差し、
一度タミヤエナメルカラーのレッドブラウンとフラットブラックをきつめに吹いたのち、
細めの綿棒に薄め液を含ませたものでさっとぬぐっていきます。そうすると拭い残しの部分がちょうどスミ入れしたように残るのでけっこう迫力が増します。
※安い綿棒を使うと繊維くずが車体に残るので、ワタシは無印良品の綿棒を愛用しています
また窓ガラスは汚れが落としづらくなるのでウェザリング後に接着してあります。

1両ずつ解説します
モ810
モ809とともに終始両運転台だった車。その809と組んでいた関係かパンタ側に幌枠があり、また同じ側の前面ナンバーが無かった様です。
模型ではこの車に鉄コレ用18m級動力を仕込み、パンタ側はトミックス24系客車のダミーカプラーパーツを両面テープ止めしてそれらしく見せています。

動力装着のため床板止めを削り飛ばしてプラ角棒を↑写真のように接着。窓周りのくぼんだ部分の下端に位置を合わせてあります。

床下機器はモーターカバーに直接接着

モ811
こちらは一度片運・高運転台化されていたモ802を単行・増結用に再度両運転台化したという経歴の車両。3400系「いもむし」とともに旧型車としては最後まで生き残り、現在は日車豊川工場に原型顔に復元して保存されているのはご存知の通り。

前面高運転台車なので右側の様に乗務員扉から車端側のウィンドシル・ヘッダーを削り落としてあります。
なお前面手すりは金属線に交換したかったのですが、手すりパーツが幌枠の一部も兼ねた構成でしたので結局キットのパーツをそのまま使用しました。

そのまま組むと腰高になるようなのでこちらも裏側のリブを削り飛ばしてからプラ角棒を接着しました。

床板は説明書通り組立てグレーに塗装。断流器の表面はウエザリング前にベージュ色を色差ししてあります。

組んでみて実感したのですが、↑画像上側のモ3880は運輸省規格型なので東急旧型車にしては大柄な分類なのですが、モ800はそれよりも車体が長いんですね。
戦前には比較的小柄な車両が多かった戦前の関東私鉄電車より大型の電車を投入していて、戦後になって逆に規格型の3800系や3700系(二代目)など一回り小さい車両を入れるようになった…という構図の様です。

ここで連結相手の3300系についても触れておきます
10年程前にも名鉄吊りかけ車のマイブームが来ていた時があり、その時に車体だけは新しい7300系が欲しかったものの、当然鉄コレの同系が発売される前で、唯一発売されていたクロスポイントの一体成型ボディキットも完売済みで手に入れることができなかったため、その代わりにAL車の中でも本線で他形式と併結することがあったというこの3300系なら作れそうだと方針転換。クロスポイントの6500系先頭車キットにBトレの6000系前面をつなぎ合わせて作ったのがこの車です。

6000系初期タイプとは尾灯の形態が異なるので削り落として6800系用のパーツを埋め込んであります

↑乗務員扉から前面側で切り継いだのでわずかに雨樋にその痕跡があります

但し中間車が入手できず先頭車だけの2両編成になり、下回りもキットの物をそのまま使ったのでクロスシート(実物の3300系はロングシート)になってしまったというタイプモデル

またモ3300の方は前面の接合の際に誤って前面ガラスに瞬間接着剤が流れて曇った個所があります。↑の画像では目立たない様に撮りましたw

とはいえ雑誌やネットで調べて屋根上機器や床下機器配置を変えたりして一応こだわって作りました。そういうシロモノですので捨てるのはちょっと惜しかったわけです。
また6000系との相違点として窓枠が金属むき出しでシルバーらしいということが分かったので急きょ靴ズリともども色差ししました。

3300系が中間車が無いぶんモ800を一両増やして4両編成にまとめた格好です。
この一見6000系と連結している様なミスマッチ感がたまらない魅力ですね😍

そんなこんなで私が実体験できなかった名鉄のシブいAL車が元気だった時代の車を模型で再現することができたのでした。

動画もアップしました。あわせてご覧ください↓
https://youtu.be/dMrCa7yaNH0

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