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2023年3月28日火曜日

【N】キハ30 500番台を作った

 気を取り直して軽めの模型ネタをひとつ。
KATOのキハ30をベースに屋根上がちょっと違う耐寒型の500番台を作ってみました。

以前ポッポの丘モジュールを作った関係でマイクロエースのキハ38が1両だけ浮いてしまったので、その相棒になる車両をあれこれ検索したところ、八高線にいたキハ30 502がキハ110系に置き替えられたころに一時的に久留里線に貸し出されて運用されていたことがある事が判り、目先が変わって面白そうだと思って作ってみることにしました。
ベースにしたのは中古で手に入れたキハ30の標準色の方。そのキハ30 502は前面補強板が無いタイプなのですが、カトーから首都圏色で製品化されているものは補強板がモールドされているタイプですので標準色の方を塗り替えて製品にない補強板無し首都圏色の車ををこしらえた訳です←ややこしくてスイマセン

車体はGMカラーの朱色4号に塗り直しただけですので作業は屋根が中心です
グローブ型ベンチレーターの取付穴を埋め、以前所有していたMODEMO版のキハ30に付属していた500番台用の箱型ベンチレーターを互い違いになるよう取付穴をあけて接着。
ちなみにベンチレーターの取付足は2本ついていますが、穴あけが苦手なワタシはそのうち1本は切り飛ばしてしまって穴あけを1か所だけで済ます横着をしています(笑)。

車体につや消しクリアーを吹いた後やや強めにウェザリングして年季の入った気動車らしく仕上げてあります。
防護無線アンテナもモデモの付属品ですがちょっと太くてゴツかったかな…?

前面は実車の貫通扉が好感されていた様でその部分のみHゴムが黒かったようなのでマジックで黒く着色しています。
で、地味に困ったのが前照灯。モデルの車両は二灯シールドビーム化されているのですがカトーのグレードアップパーツがどこも在庫切れで手に入らないので交換ができず、なんとか工面できた一灯シールドビームパーツを装着してみました。
後でわかったのですが、キハ30 502より前に501も第三セクター化前の木原線(現いすみ鉄道)に入線しており、そちらはこのタイプの前照灯だった様なので悪くはないでしょう。

室内も座席にブルーを筆塗り

連結相手のキハ38も同じくらいウェザリング

こんな感じで無さそうであった取り合わせの2両編成が仕立てられました。

近々トミックスからもキハ35系首都圏色の製品が出るそうですが、そちらをベースにすれば補強板が選択式なので塗替えの手間も省けたのですがちょっとタイミングが悪かったです。
まぁそちらも500番台はまだ発売予定にないので一応優位性があるといえるでしょう。

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2023年3月27日月曜日

御料車庫解体!?

今日、なんとなく悪い予感がしてSNSのタイムラインをチェックしてみたら 、大井町にある東京総合車両センター(旧大井工場)の御料車庫が解体されそうだとの情報が回ってきました。
150年前の初代新橋駅構内にあった工場設備が移転して来て以来、歴代の御料車の多くを収容した歴史あるレンガ造の貴重な車庫であり、建物自体大変な価値があるものですので情報通り解体されるのであれば大変悲しい事です。

実は近くを通りかかった時に、怪しい兆候があったのでワタシが撮っておいた画像をここで披露いたします。
2021年1月、東急大井町線のガード下辺りの歩道から御料車庫をフェンス越しに眺めると何やら重機が入っていました

レールを組み立てているので一瞬御料車庫自体を延伸しているのかと思ったのですが、そうやらそうではなくどこかの付け替え用の線路の様で、今回の騒動との関連は不明です。

後年建て増しされた部分があるので見えづらいですが、見るからに歴史がかったレンガ積みの御料車庫本体が確認できます。
この中には新一号編成や歴代御料車の一部・霊柩客車それに後年加わったクロ157-1にクモハ12052などが人目に触れることなく収容されていたはずです。

1年経って2022年3月、大井町線大井町駅ホームから見た御料車庫(↑画像中央)
周辺にあった施設が徐々に取り壊されてずいぶんと見やすくなっていました。

こちらは同年6月、EF58 61の陸送が噂されていた頃に夜に様子を見に行った時に道路からみた御料車庫方面。
手前がさらに更地化されており、工事標識を見ると中央の砂利の敷かれた部分に道路が建設される計画との内容が書かれていました。
そうなれば画面左奥の品川区役所もろとも御料車庫が取り壊される恐れがあるのでは…と実は危惧していたものです。

一方反対側は…
御料車庫の前に「南検修場」という建屋があり、これを通り抜けた奥に御料車庫があるのですが、この周囲で何らかの作業がされている様子がありました(道路の歩道からフェンス越しに撮影)

角度を変えると、画面右半分に写っている南検修場の窓にブルーシートが貼られて中が見えない様にされていました。

さらに8月には暑さのためかシャッターが開け放たれていて中が見える状態だったのでカメラを向けると、どうやらすでに検修設備としては機能しておらず、設備が取り払われて空っぽの状態の様です。

そして今年2月、子どもの散歩ついでに通りかかってみると、その南検修場の手前に建て増しがされているのが確認できました。

本日ネットで見かけた写真によると、御料車庫に収蔵されていた車両たちはこの南検修場に収まったらしく、それに備えての整備だったもようです。
それとともにレンガの御料車庫には重機の手が入り始めたとか。。。
失礼ながら新たな御料車庫として活用するにはあまりにも見劣りがするように思えてなりません。

うろ覚えですが昔読んだ「御料車物語」によると、昭和43年に大井工場の隣に建てられた現品川区役所本庁舎の建設用地をねん出するために、もともとレンガ造の御料車庫が2棟あった内の1棟を取り壊して土地を明け渡しており、その際収容しきれなくなった御料車第6号と第7号を泣く泣く愛知の明治村に引き取ってもらったのだとか。
その残った1棟もまた品川区の都市計画で永久に失われようとしています。

昨年秋の品川区長選挙ではマニフェストに「御料車庫の文化財としての有効活用」を挙げていた立候補者もいたのですがその候補者は落選しており、区議会でもそういった流れには至らなかったということでしょう。

区民としては子育て支援施策などで助かっているのですが、この様な浅はかな決断をする品川区には区民税を極力納めたくないので、少しでも品川区以外の市区町村に納税できるようふるさと納税に励みたいと思います💢
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2023年3月23日木曜日

【タキシードボディ!】常磐線651系時代

先日(2023年3月18日)のダイヤ改正で、651系の最後の定期運用であった「草津」「あかぎ」運用がE257系に置き替えられ、昨年の185系に続いて651系は第一線を退いてしまいました。
それにちなんで、今回は651系が常磐線で活躍していた頃の写真を披露いたします。

1998年11月
天王台~取手間の利根川に架かる有名な橋梁を渡る651系7両+4両の「スーパーひたち」
この鉄橋は今では架け替えられて撮影できなくなってしまったようです。

415系鋼製車とステンレス車=1500番台の当時よく見かけた普電

103系低運転台車

同じ103系ながらこちらは1000番台先頭の15両

EF81牽引貨物列車3態
コンテナ列車
今となっては積まれているコンテナも、当時の貨物列車を模型で再現しようという向きには参考になることでしょう

上りの化学薬品列車
液化塩素積タキ5450やカセイソーダ液タキが主な組成でした。

石油タキと混成のセメント列車

E653系「フレッシュひたち」

珍客の「ゆう」

そして当時の目当てだったリバイバル国鉄色の485系K7編成
サービスで文字だけの「ひたち」ヘッドマークを掲げて走っていました。

2001年4月、この日は交流区間に足を伸ばしました
神立~高浜間の恋瀬川を渡るE653系11両

線路に近づいて青いE653系
今ではこれもリバイバルの対象ですね

で、11両のスーパーひたち
この当時はまだまだ若手の車両でした

415系

こちらは初期タイプ付属4両+1500番台と鋼製車混合の基本編成
何気なく撮ったものでも後で見返すと面白い組成だったりすることもありますね

そしてまたEF81貨物×2
だいたい前のと同じ組成ですね。

ワタシの感覚では常磐線といったら今回挙げたような国鉄型だらけの面々がごく当たり前の存在なのですが、当ブログをご覧の少し若い世代にとって新鮮味や新たな発見となってくれれば嬉しいものです。

参考までに当時の高浜駅の佇まい
この駅から先ほどの撮影ポイントまで歩いて行ったのでした。

最後におまけの一ネタ、「ホリデー快速ときわ鎌倉」として大崎を通過する403系7両
415系は出てるけど、このデカ目の製品Nで出ないかなぁ。。。

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2023年3月20日月曜日

【N】オハフ60&お手軽救援車

↑オハフ60(手前)とオエ61
 マイクロエースから昨年オハフ60の2両セットが発売されました。さすがに実車は見たことは無いとは言え客室に3連狭窓が並ぶ窓配置が好きな形式で、しかも車体標記などもかなりこだわっているという公式ツイッターのつぶやきが目に入ったのですご~く欲しいと思っていました。
しかしながら所属の違う同形2両セットで仕様線区も異なることから1両でじゅうぶんだと思っており、バラシ売りが始まるのを待って単品で調達したのでした。

で、さっそくバラしてつや消しクリアを吹き、ウェザリングも施した状態がこちら↑
購入したのは旭アサ所属の27号車の方。セットのもう1両の44号車は主に釧網本線の混合列車で使われていた車両のため車内にストーブが付いて屋根にその煙突が付いている特殊仕様で、それですと使い道が限られるためちょっと都合が悪いのでこちらを選びました。

北海道独特の二重窓は内側の窓枠をガラスパーツへの印刷で表現してあります

妻面
検査表記や架線注意のプレート表現とか確かに細かく表現されていて好感が持てます

内装はこのように茶色一色の成型色ですので…
手持ちのタミヤカラーでシートの座面をフラットブルー、背ズリと仕切りをレッドブラウンに筆塗りし、手持ちのトミックスの電球色室内灯を仕込みました。
点灯するとこんな感じ
ちょっと赤みが強いですが悪くないでしょう

で、連結相手ですが
木製荷物ドアの古風な姿にひかれて思わず落札したKATOの急行大雪セットバラし品のマニ60 245
活用方法を考えようとあれこれ調べてみたところ、最後の正式な救援車として分割民営化後も生き残ったオヤ61 67に形態が近い事がわかり、それに近づける事にしました。
実車は1990年頃まで稚内に在籍し、廃車後は宗谷本線豊富駅構内に保存されており、2022年時点でも現存しています。これも見たことないですが…
アフター
ナンバーから実車をたどって種車と見比べると、種車は台車をTR23に交換した車のようですので単品のマニ60と下回りをそっくり交換。同時に蓄電池箱も本州タイプの小ぶりなものに変わりました。
ナンバーも消しゴムで頑張ってこすって消した後、手持ちのくろま屋インレタを転写しました。

下がオエ61、上が床板を交換したマニ60
全体的に今回のオニの方がクラシカルな感じなのがお分かりいただけるでしょうか?
下回りを差し替えたマニ60の方は試客の緩急車として活用しています。

もちろんこちらも電球色室内灯を仕込んであります。

この2両と適当な客車を組み合わせれば蒸機時代の北海道にありそうな列車が一本仕立てられます。
ということで手持ちから起用したのが↑の2両。KATOのオハフ33戦後型・茶色(車番表記がちょうど現存するオハフ33 2555です)とトミックスの高崎旧客セットのスハフ42のナンバー変更してスハフ42 2261とした1999年朝ドラ「すずらん」撮影列車のコンビ。

これまで似合う客車がいなかった手持ちのトミックス製C57 135にようやくお供が出来ました♪

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