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2021年7月9日金曜日

【祝‼ 鉄コレ化】横浜市電1150形

 日付変わって昨日トミーテックから鉄道コレクションで横浜市電1150形の製品化発表がありました。
すでに発表済みの市営地下鉄1000形と、同時発表のバスコレクションともども怒涛の横浜市交通局公営化100周年企画の展開には驚くものがあります。

せっかくなので記念にその1150形について以前アップした画像等で改めてざっくりまとめておきます。と言ってもワタシが産まれる5年ほど前に市電が全廃されているので現役時代は知りませんが…

アメリカのPCCカーに影響を受けて1951年に誕生した1500形(横浜市電保存館で1両保存されています)は高加減速で性能が良かったものの種々の新機軸の採用で製造コストがかさんだため、同じ車体ながら旧型単車の電装品の再利用でコストを抑えて22両製作されたのがこの1150形であり、直接制御ながら将来的に間接制御化して1500形と同性能に改造できるよう考慮された設計になっていたそうです。
横浜市磯子区の久良岐公園に保存された1156号の2011年12月時点での荒廃した姿
運転台上の大型ベンチレーターは1500形には無いので1150形を見分けるポイントです
それが保存会の方や協力会社の尽力で見事に整備されました
今回製品化されるうち、青帯の“1150形B”の方はそのものズバリこの1156号車です。

また同形のなかでも初期タイプと後期タイプがあり、1161以降は側窓上段がHゴム支持のいわゆる“バス窓”を採用しました。
写っているカワイイお子さま…はさておき、こどもの国に遊具として置かれていた1165号車
向こう側の窓の上段がHゴム支持窓なのがお分かりいただけると思います。

この後期タイプは製品化されませんが、昭和30~40年代の横浜市電の主力車両ですので国鉄・東急・京急などの各路線と接近する箇所も多く、それらとの共演にうってつけの存在です。
トミーテックの配信動画では試作品も披露されていましたが、ベンチレーターが別体成型されているらしいところを見るとバリエーション展開も期待できる…といいなぁ(笑)
とにかく昭和の横浜には欠かせない存在なのでこれは「買い」でしょう!
参考:RM LIBRARY120 横浜市電(下)

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